マレーシア研修旅行 4~渉外登記・法務~
マレーシアはイスラム教徒の多い国。
各地にモスクがあり、祈りをささげています。
渉外登記・法務を担う上で
宗教は非常に重要です。
宗教の戒律に沿って法律が作られている場合もあります。
現在世界には15億人以上のイスラム教徒(ムスリム)
がいるといわれており、今後2100年までに
キリスト教徒を抜いて、イスラム教徒が世界勢力になると
予想されています。
イスラムの教えについてはまだ勉強途中ですが、
モスクがとても好き。
今までトルコ、モロッコ等でもモスクに行きましたが
厳かで色彩が美しく、タイルの模様がとてもきれいですよね。
日本人であり、敬虔なムスリムでもある女性と
モスクの方にイスラム教について教えていただきました。
夜はイスラム教の学者の先生を含む
教会からご紹介いただいたみなさんと
ハラル料理(イスラムの教えに基づいた調理をされた料理)
を食べつつ、ディスカッション
イスラム教ではアラーの教えを敬虔に守るために、
コーランはすべてアラビア語です。
これは翻訳等をすることで、アラーの教えが間違って伝わる
ことを防ぐ目的があるそうです。
マレーシアにはムスリムのために、
イスラム教の教えに基づく法律があります。
マレーシア国民全員が持つIDに宗教が記載されており、
ムスリムの場合には、ムスリムの法律を適用すること
になります。
日本と全然違いますね
アラーの教えは普遍的なものである一方、
時代は変化し、アラーの時代にはなかったさまざまなもの
も増えていきます。
法律が改正されるように、時代とともに新しいルールは
できないのかどうかなど、書物ではなかなかわからない
疑問を直接学者の先生から教えていただけて
非常に面白かったです。
イスラム教というとどうしてもイスラム国のテロを
思い浮かべてしまいますが、
実際は全く違います。
もっとイスラム教のことを勉強しなくては。